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書道は、一画一画しっかりと書いていくことが基本です。その為、当然書き順も意識するようになります。筆と言う性質上、正しい書き順じゃなければ書きづらい文字も多いですからね。

美しい字は、ただ形が整っていれば良いというわけではありません。正しい書き順で書くことで、その文字の流れを生み出す、それが美しい字に繋がるのです。

普段生活する上で、毛筆を使用する機会はそこまで多くありません。どちらかと言えばペン字が多いですよね。しかし、毛筆はペン字・硬筆の上達にも繋がっていきます。

その理由は、書道が正しい書き順で一画一画丁寧に書くという作業を行っているためです。字を丁寧に書くということ、正しい書き順で書くという事が身に付けば、それはペン字を書く際にも生きてきます。

一方、硬筆・ペン字を習っているからといって書道も上手になるとは言えません。なぜなら、書道は筆を使うということで、ある程度慣れが必要になるためですね。持ち方・力の入れ方・墨のつけ方、様々なコツを身に付ける必要があります。

そのコツが身に付いていない状態でいきなり毛筆で何か書こうとしても、墨のつけ方、筆の使い方に慣れていない状態では文字がつぶれる・かすれるという事が多くなってしまいます。

文字自体は美しく書けていても、書道として美しい作品が出来るわけではないのです。そういう点では、書道は独特なものだと言えるかもしれません。

そんなことを言うと、書道は普段の字に生かせないのでは?と思うかもしれませんね。それは違います。正しい書き順、丁寧に文字を書くという作業を集中して行うことで、普段から書く字にも生かすことが出来るのです。

また、普段はペン字やシャーペンで字を書く機会の方が圧倒的に多いわけですが、ご祝儀袋や香典袋等、毛筆で書く方が好まれる状況もあります。その様な場面で、キレイな字を書くことが出来れば印象も良くなりますよね。

また、書道はただ字を美しくする効果があるだけではありません。書道をするとき、背筋を伸ばした正しい姿勢で字を書くことを心掛けることになります。

つまり、正しい姿勢を維持する習慣を身に付けることに繋がるのです。字を書くとき、どうしても猫背になったり肘をつけてしまったりする子ども多いのですが、書道はそのような姿勢で文字が書きづらいですから、自然と姿勢を正すようになるのです。

週1回の書道を継続することで、正しい姿勢で文字を書くということを体が覚えてくるものです。しかし、それは書道を継続して長期間続けなければ身に付きません。

また、書道をするとき、筆の動き1つ1つに集中することが必要となります。止め、はね、はらいという動きをきちんと押さえていかなければいけませんから、1文字書くにもある程度時間がかかってしまうわけです。

書道をしている間の集中力を維持するというのは、簡単な事ではありません。しかし、書道を続けていくうちに集中を持続させることができるようになり、自然と集中力が身に付いているのです。

ただし、こちらも書道を真剣に取り組み、ある程度継続していかなければ身に付きません。書道は、短期間ではなく長く続けることで様々な効果が表れれる習い事なのです。